ステンドグラスは、一般的には教会やランプシェードなどの使用が広く知られていますが、現在においては一般住宅に設けられることも多く、ここでの装飾は室内空間に独特な雰囲気を醸し出しています。それは、デザインだけでなくガラスの美しさも大きく影響しており、発色によっては高い効果を得ることができるようになっています。

ステンドグラスを住宅で利用したい場合には2つの方法があり、それは、フルオーダーでの製作を依頼する場合とセミオーダーによる方法になります。ステンドグラスでは、始めからできあいの物を使用する場合もありますが、元来、魅力としては専門の作家に依頼をして自分の好みのものを設えることにあり、ここでは様々なデザインやガラスを使用することができるようになっています。

フルオーダーとセミオーダーには、それぞれに長所と短所がありますが、日本の一般的な住宅に多く使用されているサイズの四角い窓やドアのガラスの場合にはセミオーダーでも十分に対応をすることが可能となっています。しかし、窓などのサイズが極端に小さい場合や大きい場合、また、形が丸型や菱形、三角形やアーチ型などの場合にはセミオーダーでは難しくなり、この場合にはフルオーダーで依頼をすることになります。

ステンドグラスは使用材料や大きさ、また、希望するデザインによっても価格が大きく異なることになるために事前の打ち合わせが重要になります。